発達支援事業者は障害を持つ子どもさんの発達を総合的にサポートする役割を果たしています。

そのために、児童発達支援ガイドラインでは、本人支援の5つの領域が示されています。

 

「健康・生活」 「運動・感覚」 「認知・行動」 「言語・コミュニケーション」 「人間関係・社会性」

「言語・コミュニケーション」は次のようなことが述べられています。

 

言語の形成と活用:具体的な事物や体験と言葉の意味を結びつけ、体系的な言語を習得できるようサポートします。

受容言語と表出言語の支援:話し言葉や文字を用いて相手の意図を理解し、適切な表現を行えるよう支援します。

認知の偏りへの対応:個々の特性に配慮しながら、情報処理能力を向上させます。コミュニケーション手段の選択と活用、 

          適切なコミュニケーション方法を選び、円滑な意思疎通をサポートします。

 

 障害児のことばの療育の目的は、言葉を使って自分の思いや気持ちを伝えたり、他者との交流や理解を深めたりする能力を育てることです。話すことができるようになると、自己表現や自己肯定感が高まり、社会性や学習能力も向上します。

 音楽は感情に訴えかけ、言葉は知性に訴えて発達してきました。それはまったく別のものではなく、音楽と言葉は、

脳の中で密接に関連しています。音楽を聴くときや歌う時、脳の言語中枢や聴覚中枢が活性化することがわかっています。

また、音楽と言葉は、発声や発語にも関係しています。発声や発語には、息を吸って吐く力や口腔内の筋肉の動きが必要です。音楽を聴いたり歌ったりすることで、これらの機能も訓練をすることができます。

 

・5領域を意識しながらの取り組みをする!

・その子の現状に合ったことばの療育をする!

・楽しく実践ができる療育を目指す!

・子どもの言葉に寄り添って、楽しくやさしく接する!

・多くの教材を使用して、発語から知育までの療育をする!

 


 子どもは、話すだけでなく、いろいろな方法で自分の気持ちや考えを伝えることができます。

 例えば、カードを使ったり、指をさしたり、絵を描いたりすることができます。子どもに合った方を見つけてあげると、

 子どもはもっとコミュニケーションが楽しくなります。

 子どもが自分の気持ちや考えを伝える方法があれば、子どもはもっと幸せになれます。

 子どものできることを見逃さないように、子どものコミュニケーションの可能性を広げていきます。

特別支援学校・学級・施設への導入